ひとり

パパ猫

順々に演者の代わるこの世界いまは私も舞台のひとり

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パパ猫
恋子

野の花の小さな花の野辺飾り畔の花壇や案山子もひとり

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恋子
いとう秋

誰ひとり読んでもくれないツィートを送信してはまた読み返し

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いとう秋
恋子

ひとり鍋豆腐半丁こぶの湯に人肌恋し沁みる燗酒

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恋子
恋子

ゆたかさの秋に困った知の群れてひとりよがり刈るペンペン草

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恋子
恋子

悟れとやひとりよがりの虚しさを筆を運べば字が化けて出る

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恋子
恋子

恋さみしひとり芝居秋に哭くどれも自分かどれが自分か

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恋子
恋子

人肌の恋しさびしと秋ひと夜ゆびの虚しく膝抱くひとり

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恋子
梅鶏

ピンポン玉カカカカカカカテーブルを鳴らしてひとりっきりの教室

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梅鶏
恋子

もういいかい恋は駆け引き鬼ごっこ気が付かずに君ひとりぼっち

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恋子
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