うしめ

藪を出で周囲見回し一声を張り上げてのち藪に入る雉

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うしめ

やかましくヒバリ鳴く声きこえ来る工事現場の夏草の中

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うしめ

好きだよと言ってしまえば良いものをラーメンの汁ズズッと啜る

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めるへん

張り紙の迷子の猫が電柱にじっと見つめる緑の瞳

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パパ猫

苔むした古木の欅は濡れそぼり遠い昔の夢を見ている

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めるへん

見つけてと迷子の猫が電柱にじっと見つめる緑の瞳

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めるへん

美しき白き素肌よふくらみよ触れて眺める白磁の器

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Hama

その瞳 責めることなく 淡々と われに教えり 正しき道へと

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かつみん

あめつちの 詞(こと)の葉績(う)みて訴(うた)ふれば 祷(いの)りとなりて歌ふとはなる

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カツオレ

いつからかあなたが呼んだ僕の名はカニのにおいがしているみたいだ

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