る

だいだい

ビニールをぱつんぱつんにふくらませ春のヨモギを母さんにやる

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だいだい
カササギ

すっぴんで鏡を覗くたびに問う自分はいつも自分であるか

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カササギ
澄水

桜散る生死を包むものがある迷いの世にも浄土の光

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澄水
澄水

花咲いてやがて散りぬる生死の世惑える身なれこの生涯は

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澄水
Hama

切れた糸 端と端とを 拾い上げ 蝶々結びに 笑こぼるなり

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Hama
パパ猫

暑い日の息子のためのおにぎりはちょっぴり塩を効かせて握る

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パパ猫
さくら大根

こっちだよハチを見守るもどかしさ大きく開けた窓に気づいて！

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さくら大根
花農家

過去はある 過去しかないか 今はもう 別々のみち 生きているんだ

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花農家
うしめ

窓辺にも蛙の唄が聞こえ来るうちわの風の心地よき頃

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うしめ
澄水

山在れば山を観るなり我も又山と成るなり山観ておれば

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澄水
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