パパ猫

ボウリングのガターのような恋だった当たるはずなく球は暗闇に

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みゆきち

おいそれと分かるなどとは言えぬから 心を寄せる うんうんと聴く

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サッカー 短歌

雨に濡れへばり付いてるユニフォーム振り切るように芝駆け上がる

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サッカー 短歌

水溜り飛び込み飛沫舞い上がる前見えずともゴール向かって

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サッカー 短歌

汗と芝飛ばし玉際追い掛ける刹那に消える一点求め

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澄水

ピアソラの「リベルタンゴ」を聴く度に止めてけれけれ呟いている

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みゆきち

ゴロゴロとキャリーバッグが遠ざかる 君が帰った。雨音が強くなる。 

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澄水

シューベルト「鱒」逆昇る秋の日の川の流れにきらめく鱗

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澄水

「無伴奏チェロ組曲」を聴くならば神との対話そう思ってる

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澄水

やらされるだけの仕事のつまらなさ無味乾燥で砂を噛むよう

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