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授業中 外眺めてる女の子 心は何を見つめているの?

滑り台を子どもは逆に上り行き近所のおばさんうるさいと言う

記憶とは海の魚か見えずとも水底にいる呼吸している

先々を 思い膨らむ 不安種 波紋の如く 思い拡がる

赤ん坊がそんなに美しいならずっと赤ん坊でいればいいのにどうしてわざわざ大きくなるの?

実るほど頭を垂れる稲穂かな春なのに羨ましくなり私も実って頭を垂れたい

あの人を追いかけるのが好きなのにすぐに振り向くそれはイヤなの

憧れて追いかけてこそ恋なのに逃げてはくれず追われる悲しさ
