ヤスロウ    る
            ヤスロウ    
            ヤスロウ    風に乗れ 流されてるも 意思を持ち 陽に向かいつつ 登るがごとき
            光る君    古稀過ぎてキャッチボールの友は無し孫を借りて白球を取る
            オルテンシア    果てるなら 意味の分からぬ 愛よりも 遠くて遠い バフムトの地で
            光る君    逢いたさに浴衣の裾が風に舞い はやる鼓動が下駄の歯音に
            凜    電線に鳴くこともなく寄り添って何を見つめる二羽のカラスよ
            はゆさく    短歌って 自動書記と そっくりで こゝろの声が 聴こえるんだよ
            澄水    油菜を手折りて帰る花の色ドライフラワーになってくれぬか
            澄水    不自由の中に自由は何時も在る探し求めて風穴開ける
            澄水    