澄水 る
澄水
手毬花 パックして 掃除のできる 気ままさよ 嬉しくもあり 寂しくもあり
恋子 こそこそと夢をひきずる授業中解は虚数か恋の関数
茜色の空 三年過ぎ 十年過ぎても 最期まで 燃やし続ける 熱き心を
茜色の空 まだ暗い 布団の中で 待っている ものがちかずく 心の鼓動
落ちついてマダム その空母解体ちょい待ち再利用みんなで住める冒険アパート
鞘森天十里 西行がいまの桜を見たりなばいかが見るとや知る由もなし
鞘森天十里 初学(うひまな)びいくつになれど遅からず知らざることを知るは楽しき
鞘森天十里 点滴に囚われじっとする指の爪見て知った 私、父似だ。
鞘森天十里 