恋子

たぐる夢おさげの君ははにかんで恋をつまんで好いとるけんね

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顔見えぬ けれども心で繋がれる 短歌はじんわり温かい場所

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本開き 語の世界に浸るとき 束の間現実忘れて過ごす

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電動で 自由になれると思ってた だけどまだまだ壁は厚くて

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澄水

電柱に邪魔されながら咲いている桜の健気伐られる定め

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澄水

桜散るはらはらと散る生も死も包みこむよに日差しうららか

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はじめ

梅粥をゆるりと運ぶ銀の匙母の命を永らえてくれ

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パパ猫

内堀に花の雪崩が流れ込み水の手前で動きを止める

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中原鼠栞

互い来たる死について語る。友よもうよい。もうわかっているから。

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ふくすけ

私にはこの世の進歩速すぎてアップデートはもう無理である

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