スロープがありさえすれば行けるのに私を阻む数センチの段差

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澄水

空を見る心を暫し空っぽに由無事も色即是空

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澄水

空の色ウルトラマリン澄んでいる心を染める青く青くと

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あたえ

五七五 皮肉と嫌味が湧きあがる 何者でもない我のマグマか

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もんじゃく

新幹線使えば二時間で会えるのに、その二時間が淋しくて

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めるへん

竹の子よ急ぎ伸びるの何でかな捕まえたいかあの空の雲

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terume

ウマいって食べてくれるのは諦めたけどまぁまぁくらい言えっつーの

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オルテンシア

病室の 名札をそっと 持ち帰る ここにも彼が いたしるしに

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terume

わるいけど誰より早くいっぱいの桜の花をみちゃったもんね

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秋山夕介

表札の大谷苗字におおたにとルビを振りつつドヤ顔つくる

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