る

平見翠玉

悲しがる君の瞳はものを言う負けないで瞳に乾杯

0
平見翠玉
平見翠玉

ザクザクと鋏入れたる髪の毛は幾万本の茂みあるかな

0
平見翠玉
茶々丸

図書館でまず借りてから本を買う選別するほど高価なりぬ

0
茶々丸
澄水

罪咎も背負える限り背負いましょ天上天下唯我独悪

0
澄水
澄水

善悪を知っているのは阿弥陀だけ人間万事塞翁が馬

0
澄水
サルトビ

若き君 奪還目指して 鎌倉へ 花と散りしも 歴史に光る

0
サルトビ
谷村長門

夏うらら生まれた日をば祝われる気持ち溢るる入道雲

0
谷村長門
パパ猫

白波は懐かしそうに寄せてくる いつか来た浜はるかな時間

0
パパ猫
小野小乃々

「危ない」と縫い針までもうばわれて祖母は鳴らないレコードになる

3
小野小乃々
わみ

近づけば近づくほどに遠くなる彼と私の永遠の距離

0
わみ
次のページ