一

サルトビ

我が友の 認知が進み 混乱の 一人生き行く 辛さ身に沁む

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サルトビ
すあまラテ

ねぇちょっと生まれる前から一緒なのそろそろ聴いてよ魂の声

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すあまラテ
サルトビ

我が友よ 唯一残る 弟の 行方尋ねる 思い悲しき

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サルトビ
風

広すぎる三十一文字の海泳ぐブイは遠くへ雲は近くに

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風
あさ

無菌なる孤りの部屋に萌え出でて育つ木草の一本もあれ

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あさ
梅鶏

お前には夢の一つもないのかと入道雲の姿で父は

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梅鶏
さくら大根

夏草の見た目暑いが実際は沸騰化阻止一役買って

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さくら大根
光る君

夏の夜の孫と金魚の一騎打ち見事にポイの枠だけ残る

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光る君
さくら大根

稲穂波雀さざめきかくれんぼ豊かに実れ命一粒

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さくら大根
サルトビ

禅の声 自然と一つ 流れ行く 生きることとは 何かなすこと

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サルトビ
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