パパ猫 一
パパ猫
恋子 手花火も一時の喧噪もどる闇虫の鳴きだす鎮魂と哭く
澄水 地の塩と成りゆく我に寄り添いて「一緒にいる」と君は言いしか
サルトビ 思い切り 話してみたら 見えてきた 勇気の一歩 大切さ知る
パパ猫 一生は旅のようだね死ぬまでの出会いと別れ喜び悲しみ
行雲流水 破調編 人類は 神の唯一の 失敗作 人は気付かず 神も気付かず
パパ猫 胃の腑まで冷たい水が流れゆく私はまるで一本の管
光 この藍(あお)は 広く深くも 広がりて 地球に残る 唯一無二の 未知領域(フロンティア)
うしめ 欲望の成せるがままに星を食うその生物の我も一匹
深神鏡 