一

パパ猫

思うとは時空を超える旅のよう 一瞬で着く 焦がれる場所に

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パパ猫
サルトビ

日本一 温度が上がり ニュースにて 熊も里へと 出たと告げらる

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サルトビ
芒野予麗

詩人とは一言言えば口寒し歌人なるらん億年の孤独

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芒野予麗
芒野予麗

肥後産の焼酎一杯兄飲みて兄弟船を吾は歌へり

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芒野予麗
梅鶏

子に敢えて願いを込めぬ名を渡す負けを一つは減らせるように

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梅鶏
二人静

吉凶で買う日を決めて店頭に並ぶ一人にサマージャンボ

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二人静
芒野予麗

笹の葉に短冊一枚愛でる貴女祈りて筮竹升と出づれば

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芒野予麗
サルトビ

一人なり 新居は不思議と 懐かしの 学生街にて スタート切れよ

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サルトビ
うしめ

あの夏のあの少年はまぼろしかため息一つ残して帰る

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うしめ
うしめ

山一つ覆い尽くして葛の葉は何も語らぬ　通学路跡

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うしめ
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