澄水

さみだれて無数の雨が落ちて来るその一滴も池となりたる

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めるへん

子どもらの軽々こなす一輪車我試むも絶対出来ぬ

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双葉

好きだから一緒にいたいじゃダメなのと雨の切れ間の空に尋ねた

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双葉

好きだから一緒にいたいじゃダメなのと雨の切れ間の空に訪ねた

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黒猫

ぽつぽつと鳴り止まぬ雨傘一つあなたを見つけ一声かける

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澄水

平谷さん訳の分からぬ一人言昔の女気になってルートか(平谷さん)

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澄水

繊細で優しい男一目見てジャズピアニストモンクに似てた(朝倉さん)

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澄水

三好君歌って踊り新聞を読む八一九号のリーダーで(三好さん)

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恋子

冷や飯に梅干し一個乗せて湯を夏を掻きこむ贅沢粗食

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ちゆ

あなたから愛おしまれた瞬間に一時停止のままで殺して

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