パパ猫

母の父 写真の一枚残るのみ その名は摩文仁に刻まれたれど

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宵闇

悪魔でも天使でもない翼舞う生き残るため一匹の鳥

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めるへん

「好きです」とたった一言言えなくて悶々過ごした青春の日々

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宵闇

虫の息風のささやき樹々の間にあわせていたい一歩踏み出す

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すあまラテ

神さまは一人じゃなくてタッグ組み君守る君の最強チーム

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ぷるる

一年で 昼が一番 長い日に 梅雨の晴れ間は ちょっぴり嬉しい

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恋子

寂しげに陰を演じて気を誘い汗の一筋後れ毛濡らし

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恋子

窮すれば恋も野良する惨めさも憚りながら必死一途かな

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さくら大根

日が射して濡れた柳を一瞬に吹き抜ける風夏が来たりて

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さくら大根

雨上がり一陣の風悪戯に雫のシャワー我に浴びせる

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