恋子

紫陽花を描いてポツリ一行詩私はおなご恋は色艶

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宵闇

珈琲の芳香を夜に置いておく静かに一人飲み下せるため

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パパ猫

できるなら毎月一度会いに来て 君の言葉を胸に墓参り

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うたちゃん

また来るね一人暮らしに戻りゆく 息子の背中ずっと見送る

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私の楽園

運命が あるなら私はこう叫ぶ あらがえ私 一度でいいから

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中原鼠栞

青模様スーツの僕らは同じ顔ホームに行き交う一部になって

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恋子

さじ一杯おまけ二粒ミルに挽く朝の営み醸すサイフォン

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主婦

もう少し色付く花が増えたなら一枝切って部屋に飾ろう

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パンダ

人間のふりして生きる大変で家で笹食べやっと一息

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あさると

泣くまいと一人暮らし初日のお風呂溜めたお湯にしたたなにか

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