悠久

あなたとのたった一つの想い出が 時間経つほどデフォルメされる

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澄水

夏となる土佐の高知の握り鮨茗荷が一つ乗っているなり

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澄水

一人聴く啄木鳥の音叩いてる心の扉姿は見えず

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Hama

一粒の涙こぼさぬ君のこと 薄情だとは我は思わじ

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パパ猫

一夜にて店から消えたカーネーション何処へ行ったか残り香もなく

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パパ猫

一生は長編小説読むがごと最後のページ終えて目を閉じ

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鉄棒の上にも三年

一年生大きな背中はてんとう虫新種に喜ぶ令和かな

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鉄棒の上にも三年

熊さんや我らが自慢の名伯楽美酒の肴にゃこれ一択

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うしめ

葉の先の池に落ちゆく水玉が一粒分の水位を上げる

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うしめ

がやがやと夜通し歌う蛙らに一日分のストレスを吐く

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