一

bja0214

たんぽぽの綿毛を一気に飛ばすごとケーキのろうそく強く吹く吾子

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bja0214
恋子

うす笑ううわべの恋の妻の役あご足付きの亭主その一

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恋子
平見翠玉

午前四時の迫る青さを身に受けて精一杯頑張ってみる

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平見翠玉
恋子

釣り糸を垂れてうたた寝老い独り浮浪雲ありカモメも一羽

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恋子
jack

朝風に　髭剃りあとの　頬を撫でられ　今日も一日　発見するぞー

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jack
平見翠玉

勤務終え父のおむつを交換一息つきコ一ヒ─タイム

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平見翠玉
澄水

弥陀仏を‹信›じ歌詠み生きてゆく踏まれようとも我は一草

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澄水
澄水

澄水は救い遂げない誰一人只歌詠んで念仏すのみ

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澄水
平見翠玉

笑顔は副作用のない薬笑顔一つで心に花が咲く

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平見翠玉
澄水

月子さん彼方に此処にいて欲しい一人きりでは夜も眠れず

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澄水
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