一

澄水

その昔一族だった人々の骸が並ぶ寒い春かな(上城家　久保家　ご両家の皆さんへ)

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澄水
ケタクマの父

ふらふらと千鳥足でもさあ歩こ 傘と一緒に感動捜し

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ケタクマの父
澄水

のうのうと腐ったコネで就職し課長サンかよ裏切り者め(上城光一)

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澄水
澄水

一族に犯罪者出る事恐れ私服鑑識従兄弟を逮捕(高松南署　大松浩造)

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澄水
澄水

黄砂飛ぶ砂を噛むよな思いするそんな一日笑顔を見せて

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澄水
ぽり

もう一度触れてくださいなんて言う改札は案外ロマンチストね

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ぽり
落ちついてマダム

イラ立ちと怒りと哀しみ心の暴風鎮める三十一文字

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落ちついてマダム
恋子

静けさを求めて今日は雑踏に寄りかかる壁と一体となる

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恋子
恋子

初恋を綴って綴じてジャンケンポン一行だけの乙女文学

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恋子
澄水

蓮華咲く遥か昔の思い出は田圃一面首飾りにす

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澄水
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