一

澄水

結局は思想の果てに俳句へと中沢新一我は短歌へ

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澄水
澄水

精神の科学標榜フロイトは最後「モーセと一神教」で

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澄水
澄水

白壁にウルトラマリンの空なれば心爽やか春の一日

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澄水
凪いだ海の上の

開き直す　LINEのチャット　3分毎　返信を待つの　桜と一緒に

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凪いだ海の上の
澄水

詠むことは生きることなり何時の日か最後の一首倒れる日まで

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澄水
澄水

風吹けど生死覚悟の生なれば一日一(ひとひ)はいづみとなりき

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澄水
めるへん

セーターが春一番に大騒ぎ物干し竿と飛んでけ高く

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めるへん
ちたん

目を見ると　7秒なんか　一瞬で　瞬きすらも　惜しいと感じる

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ちたん
ろくろう

流れきし雪が額にはりつきて水となりゆく一瞬のとき

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ろくろう
ろくろう

鴉らの遊びの一つ繰り返し石落としては又くはへ飛ぶ

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ろくろう
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