一

恋子

一行詩そんな恋ですひと夏のどうでもよかった十七の乱

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恋子
さくら大根

汗だくの心洗濯青空に干して乾かす涙一筋

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さくら大根
恋子

こんなにも夢は果てなく遠くまで三十一文字の言葉の旅路

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恋子
二人静

明け方の熱く優しき抱擁の有効期限たった一日

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二人静
澄水

虫の音の夜のしじまをペガサスはゆっくりと飛ぶ一晩かけて

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澄水
mare

膠着し熱さ渦巻く球場に　一陣の風　その一閃で

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mare
Hama

一つずつ 花壇に種を 蒔きました 百色の花 浜辺の香り

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Hama
恋子

うたかたと切り捨てられた夢一夜ないものねだりの恋の博打場

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恋子
恋子

人生の虚しさ集めアンソロジーあ？あ！え？え！お？おっ！一言詩集

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恋子
恋子

ゆく夏を秋のせいだと恋の愚痴一年草の朝顔みたい

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恋子
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