恋子

お中元恋なぞ詰めてああなたへとご笑納あれ一筆啓上

0
澄水

罪咎も背負える限り背負いましょ天上天下唯我独悪

0
恋子

感傷に身をおき恋の歌綴るひとり上手があわれを誘う

0
うしめ

ガマガエルの如く流るるあぶらあせ青大将を棒で跳ね上ぐ

0
うしめ

読みかけの本が埋もれたその上にドサッと乗せる今日の『やること』

0
恋子

せみが鳴くむくろ空蝉セミが哭く樹上の読経か蝉の声明

0
ふゆねこ

雨上がり山の向こうに虹かかるもう少しだけ生きてみようかな

3
Hama

待ちに待った 舞台に上がりし 蝉たちは 我も我もと 第九を歌う

3
うしめ

ゴウオウと頭上に響く爆音んを首ねじり追えば小さき機影

0
恋子

懐かしく見上げる夜に雨後の月恋の趣きしばし見とれて

0