銀河 上
銀河
里野 空を見て、口角を上げ、胸を開け、ただそれだけでそれだけの今
銀河 ふたりして見上げる空に降る刹那流星群にいっしょの願い
だいだい シースルーエレベーターが上がるとき我ひとりだけ空を見ている
中島 見上げれば風俗街の看板の時代感ずる明け方に立つ
袴田朱夏 踊り場として踏む五月 夏までに上りきったら忘れるはずの
中村まふゆ 叶わない願いでしょうか目薬がひとつも上手く落ちてくれない
チッチ ラマダンの真昼間から打ち上げる花火を世界で放映中だ
クルクルバニー 地の上は 肉の思いで 満たされて 争い続く 終わる来るまで
クルクルバニー 