渦 光
渦
クルクルバニー 苦しみも 過ぎてしまえば 色も変え 光輝く 黄金となる
今紺しだ 中庭に立つ我の名は二階より一音ごとに光りつつ降る
凪海 月の夜に見透かすような光から隠れるように君と歩いた
クルクルバニー 蝋燭が 光を発し 燃えるよう 人の命も 短くなりて
クルクルバニー 今はまだ 全き栄光 受けぬとも 耐え忍ぶなら やがては受けん
クルクルバニー まだまだだ ここに命が ある限り 善いことをして 光輝け
袴田朱夏 陽光はすこしやさしい この春はチョークの粉の舞わぬ教室
クルクルバニー 春来る 菫の花は 鮮やかに 光を浴びて 微かに揺れる
クルクルバニー 