パパ猫 出
パパ猫
破 調 夢見月 淡雪降ると 思い出す 後ろ姿よ 消え行く影よ
澄水 タイヤ滓ブレーキ滓も言い出したユーロセブンはきっと正しい
澄水 切なさや別れたひとを思い出す今夜全ての渡良瀬橋で(森高千里 渡良瀬橋)
サルトビ うたたねで 思い吐き出し 爽やかに 言葉紡ぎて 明日へと向かう
めるへん 熱帯夜眠れぬ夜は短歌など出来る筈なくただに苛つく
パパ猫 黄昏に蝉の鳴き出す弱々とまだ柔らかき体の声で
サルトビ 日本一 温度が上がり ニュースにて 熊も里へと 出たと告げらる
芒野予麗 亡き祖父の面影知らず祖母さへもわれ出づるまへすでに逝きかば
芒野予麗 