みゆきち

春雷が合図の空砲鈍色の雲駆け出してくる

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パパ猫

月照らす心の海の凪の夜 君の元へと舟を漕ぎ出す

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水撫川 哲耶

屋根たたく、雨のしずくがにぎやかで、遠き思い出、蘇る夜

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光る君

管球のアンプ欲しいが手が出せず自作アンプを自画自賛する

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梅鶏

つまらない嘘を泉に落としたらブラッシュアップされて出てきた

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光る君

春田んぼ 畦に顔出す土筆んぼ 踏まぬようにと そっと跳び越え

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六浦筆の助

肉体の外に浮き出るたましいをなでてエンゼルケアをする夜

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大変な今もいつかは思い出に 懐古し笑う日を夢見てる

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みゆきち

「お母さんショートケーキを買っといて」駆け出すきみの背中に覚悟

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中原鼠栞

「意味のないことなど無い」とは言えない。見出し、見出されるものだから。

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