クルクルバニー

利用され ウソをつかれて 騙されて それでもいいさ 君のためなら

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凪海

月の夜に見透かすような光から隠れるように君と歩いた

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枝瀬優

必要な時だけいれる珈琲のミルクのような君の存在

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塩本抄

ラジオから開花宣言が聞こえて君の街では散り始めたね

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麻衣

きっともう交わることはない海で君は悠々と泳いでてくれ

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ナカムラロボ

花だった頃の記憶を持ったまま生まれたように君は微笑む

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あげは

少し茶目の君と目が合ったそれだけで花嫁決めた中三の夏

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一色凛夏

いつまでも君に朝日を見てしまう胸三寸の小さな海で

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アゲハ

無地が好き何度言っても花柄のネクタイくれる君の芯が好き

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うずうずと春の気配を待つ君に「急かすな」と言うように降る雨

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