海ぼうず

強い風乱打で響く風鈴の音色が消えて君を見つけた

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恋子

たとえれば君は野の花夢見草恋した吾はそれ夢幻草

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恋子

君恋し夏夜の膝を抱いて寝るやわ肌恋し夢夜の栞

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恋子

短夜を夕菅のように君を抱き恋はつのれど尽きて儚き

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パパ猫

隅田川花火のテレビ中継を電気を消して観ていた君よ

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ふゆねこ

大陸を渡りし風のぬくもりに旅行く君を思う夏

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ふゆねこ

帰省した君の瞳にサングラス都会の暮らし何も語らず

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平見翠玉

浜辺にて君への思い砂に綴る波に消される私の思い

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恋子

静脈に針刺す君の眼差しの安堵したのか筒に血の海

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恋子

ふれる手に恋を打ち上げ夏花火綺麗と君にささやいてみた

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