恋子

夜の更けてむっくり起きだす君の恋なだめて抱けば焔が駄々を

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寒梅

桜の花思い出させる彼の君は 朽ちずにいてよ忘れないから

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平見翠玉

別れの言葉とグラスの紅残し去る君変わらず我が変わった

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うしめ

君のこともっと知りたい坂道は二人静が咲く遊歩道

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うたちゃん

大丈夫!呪文のように唱えたら 君に好きだと言えるだろうか?

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澄水

傘がない君の傘にも成れてない古里の道濡て歩けり

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めるへん

公園のベンチに座り缶コーヒー飲めば苦味に君の面影

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うたちゃん

会いたくて夢で逢えたら嬉しくて 君思う朝雨降り続く

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うたちゃん

君居ない時だけが過ぎ積もりゆく 瞼の裏に生きているのに

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文月

前髪に命を懸けてハサミ入る切りすぎて泣く君が愛しい

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