優花凛

君の声恋しくなって用を見つけむその時に鳴り胸高まれり

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優花凛

中秋の名月見上げ君想ふ同じ月をば眺めやらむ

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優花凛

消しゴムで君の筆跡消すようにいっそ想いも消せればいいのに

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優花凛

君のいる遠き彼の地の旅本のページをめくり思い巡らす

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優花凛

中小の名月見上げ君去りてひと月と知る 時過ぎる早さ

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優花凛

中秋の名月見上げ君

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麻衣

気づいたら君の顔まで薄れてるもう引き返せない人生をゆく

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優花凛

遠き地の水取り寄せて君想ふ 喉通る時染み渡れり

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初夏みどり

買いたての麻のシーツのざらつきに痛みを感じ君思い出す

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優花凛

空見上げ 半月にて思い知る 君去りてから幾許か

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