恋子

秋を聴く下弦の月に楽団は草の広場に晩夏を告げて

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主婦

子を連れて一日だけの夏休み海へ向かって二時起きの朝

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うしめ

よそ行きが普段着になり夏が終えサメ柄のシャツを作業着にする

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恋子

からくりを吐き出す夏の薄着には学んでうれし騙し手法

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恋子

山小屋の凍て冴え星の寝酒には俳句手帳と夏炉のぬくもり

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パパ猫

両親にもらった夏の思い出は遠くにありて褪せることなく

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さくら大根

ぼうぼうの夏草刈られさっぱりと空き地広がる干し草になり

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光る君

ヒュルヒュルと上がる花火も我が恋も儚く消えた一夏の恋

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花農家

葉生姜をかじればまだまだ夏の味グビっとビールで喉を潤す

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麻衣

蝉とかも五月蝿いくらいないていて天気がいいから今日は死にたい

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