パパ猫

夏休みひとりで過ごす一日はすごく長くて泣けてきたっけ

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パパ猫

廃屋の小さな庭は夏草の満員電車空へと背伸び

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恋子

ひと夏に恋はわがまま奔放にいいじゃないのよもしもだなんて

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恋子

ひと夏に恋はわがまま奔放にいいじゃないのよもしだもなんて

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花農家

あの夏に 旅立った友 思い出す 道に落ちてた 蝉の抜け殻

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愛おしい 日差しに育つ 芽の中に 寂しさを見るのは いつも七月

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澄水

蟬時雨浴びて歩けば沁み入りて歩きつづける終わりなき夏

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めるへん

ジーンズがあっと言う間に乾きたり夏の日差しの心強さよ

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恋子

駄々っ子がいやいやするよに揉める恋遊びじゃないかと夏の冷や汗

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うしめ

夏にナス暑さ集めて育ちたり下手して指に蔕のトゲ刺す

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