恋子

白南風に風鈴鳴けば空も夏燕の子らも鳥の鳴き声

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パパ猫

遠い夏観察日記の朝顔の露にも何か思う年となり

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芒野予麗

夏安居にひこうき雲と稜線とくちなしは唯われにかをりて

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恋子

襟を抜き夏帯涼し素の足に赤い鼻緒の熟女を艶じ

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恋子

ひまわりが今日また一輪咲きました前略夏と書きだしました

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パパ猫

夏の店 客も途絶えるこの時刻 扇風機だけ首を回して

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個感

30℃少し割れると涼しいか 真夏日だらけ 猛暑日も

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恋子

蟲の来て二十五の夏熱い夜白を切る肌臆病になる

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澄水

夏の闇黒々として微かなる虫の音聴こゆ季節は巡る

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ラムネ

俯向いて十八の夏覚えてる硝子のような記念撮影

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