澄水

朝風が頬撫でて行く梅雨晴れ間夏雲探す水色の空

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サルトビ

夏季研修 やっと参加者見つかった 必死の願いは天に通じる

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夏空は不意打ちのようにやってきてコンクリートの鉄板を焼く

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中原鼠栞

頬舐む微風よ夜の湿り気よ夏の緑をカンバスに塗る

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Hama

厚い雲 突き抜けて行く 飛行機よ 雲の上から 夏は見えるか

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恋子

肩落とし恋の躯に引きずられ夏の荒れ野の木漏れ日哀し

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うしめ

心地よき遠雷きこゆ山向こう夏の夕餉にビールを付ける

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恋子

夏山の焚き火の揺れてシルエット星降る恋の山小屋情話

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中原鼠栞

夏風邪に溺るる三十八度二分硝子を撫でる生ぬるい風

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うしめ

隠元と茄子と胡瓜とピーマンと採れたての夏しあわせを食う

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