パパ猫

色褪せぬ幼きころの夏休みルビーのような思い出ばかり

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澄水

夏の日の散歩の帰り汗だくで仰いで観るは青い山脈

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澄水

木からもぎ枇杷無花果は手で剥いて甘さ頂く夏の果実よ

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澄水

枇杷の実のぷっくりとした重さある掌に乗せ夏は来たれり

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澄水

散歩する初夏にはすでに萩が咲く萩の道とぞ名付けてみたる

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澄水

無花果がたわわに実る夏となり紙切虫を捕まえた頃

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澄水

亜麻色のカールした髪持て余す夏が始まるムーンチャイルド

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みゆきち

午前五時夏の畑の世話をする 大地と雨と風と光と

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パパ猫

カーテンを開ければ海のような空夏の気配の朝におはよう

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澄水

夏となる土佐の高知の握り鮨茗荷が一つ乗っているなり

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