みゆきち

夏のよな陽射しの中で まっさらの「冷やし中華」がはためき誘う

2
澄水

夏の月目線を下げて親し気に二人見守る光さやかに

0
中原鼠栞

煙立つ日差しに夏は始まる風もないのに動く卒塔婆よ

0
澄水

時鳥啼きつる方を振り向けど只夏の日の緑あるのみ

2
恋子

初めての彼との恋の草いきれふわりと浮いて手に夏帽子

0
うしめ

鶯とキジ鳴く初夏の朝露がぽとりと落ちたサンダルの足

0
恋子

朝冷えもそれでも初夏と寝起きの緑ラジオ体操

0
恋子

若みどり映えて恥じらう黒髪の十五の夏にウフッと恋を秘め

2
ゆずまる

うぶ毛たち、剃らなくていい 予感あり 酸素吸うより甘夏たべたい

0
恋子

冷ややっこ麦酒枝豆夏迎え酌の手止めてきれいな月と

0