Tokari

汐騒の届く範囲に君と僕素足で駆ける初夏の気配

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恋子

風渡る棚田ようよう初夏迎え化粧済ませて観光大使

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ケタクマの父

4月って夏だったっけああ暑い 強い日差しに緑も深い

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ゆりさか

さざ波と歓声 大玉すいか 跳ねる赤

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恋子

あのねのね目覚めたらしい紫陽花が初夏が内緒と春に耳打ち

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恋子

戯れに初夏を演じて大胆にうす衣魅せ恋のアバンチュール

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しろ

水切りの小石のように跳ねていく日陰をつないで帽子なき午後

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主腐

春でなく初夏とも言えぬ昼下り新しい季語ないかと探す

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しろ

紫外線とお団子の崩れ秤にかけて日陰を渡れど耳のひりつき

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主腐

歳時記の春夏秋冬欄は消え猛暑厳冬ページ増してく

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