羮鱠

文綴る 解きぬ白妙 色めかし 明くる短夜 徴さずあらむ

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りか

トマト鍋 貴方のことを想いつつ 玉ねぎ刻み 袖濡れそぼつ

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クルクルバニー

冷たきは 夏の夜風と 人の情 沢のせせらぎ 風鈴の音

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梅鶏

もう君のものでもいいよ眠る子が夏の木陰を離さずにいる

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ふにふにヤンマー

側転で海に飛び込む島の子の逆さに振れば溢れ出す夏

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てば

タンジェントサインコサイン五限目の揺れる頭はプールの匂い

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かげの馬 夏木のやうなる その軀 麗しきこそ 斜めなりけれ

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偽高校生

スカートを夏服にしたその朝に味噌汁こぼすこれからよろしく

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偽高校生

あといくつウーバーイーツ見つけるか かぞえて遊ぶ帰り道も夏

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島 流

初夏の浜

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