森山和

カエルらが 我も我もと 鳴き競う 夕暮れ時の 夏に浸れり

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jobim

5次元ノ風ヲ感ジテ歩ンデク希望ニ満チタ初夏ノ始マリ

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袴田朱夏

初夏は確か兄から語る夜、高らかに明かした初夏は

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袴田朱夏

踊り場として踏む五月 夏までに上りきったら忘れるはずの

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秋鵠空(さとあき)

梓実の昨日の門解きし夏至ただし 景色ととのふ芒の今朝咲き

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秋鵠空(さとあき)

抜け手綱期するは晴れの二鳫紋 彼に乗れば「春過ぎ夏闌けぬ」

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マダムK

愛してる?その一言を聞きたくてずっと待ってる春夏秋冬

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袴田朱夏

うつくしい頭蓋をかくしまだ夏がやさしいうちにこちらにおいで

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秋鵠空(さとあき)

畜魂よ二十九万を慰めん向日葵みちて野を揺らす夏

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秋鵠空(さとあき)

端々年を繋ぐ橋 死は年とばし詩吐く夏押し 閉じ橋は

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