夏

羹鱠

茜さす　照る陽に実る　水蜜を　望む生ひ先　初の水無月

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羹鱠
羹鱠

月の夜は　忍ぶ思ひを　偲ぶかな　雲間に見ゆる　初の水無月

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羹鱠
羹鱠

東風 ながめ移ると 青葉より もれ出でたるは さいの陽光

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羹鱠
羹鱠

天の川　奏づ琴の音　しるしせむ　待つも久しき　まほろばの夢

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羹鱠
羹鱠

九夏の夜　寝入り難しと　過ごすとも　まこと熱きは　君への思ひ

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羹鱠
羹鱠

秋風に　流るる処暑や　涼しかる　つきぬ思ひぞ　おどろかれぬる

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羹鱠
羹鱠

八夜に照る　重ね咲きたり　沢花火　名を掻い消つとも　取る手は常し

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羹鱠
蜂谷希一

流しそうめんの実技はできたけど筆記がだめで夏を落第

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蜂谷希一
青時

高らかに発車メロディ響くから爪の先から夏色になる

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青時
葛葉

あの夏に君と飛ばしたオレンジの紙飛行機を瞼に描く

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葛葉
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