平見翠へ

夏休みに寝転んで見た空どこまでも青く

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Mラビット

遠すぎて初恋なのかわからない あなたと会った16の夏

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行雲流水 破調編

消えて行く 沖の小島と 淡き夢 黄昏告げる 刹那の終夏 86

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行雲流水 破調編

逃げ水に 浮かぶ姿を 追いかけて 青い夏の日 子供ら駆ける 85

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恋子

ちゃっかりと大きな秋のふところに小さくなった夏が逃げ込んだ

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澄水

まだ暑い夏の終わりの夕暮れがゆっくりと行く脇を掠めて

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澄水

雲の峰じっと眺めて夏終わる蟋蟀の声かすかに聴こえ

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恋子

裏町の晩夏の昼の涼み台団扇の置かれ花火のバケツ

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恋子

街路樹の影の少しく長くなり秋の質疑に夏の黒塗り

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御影

夏の下(もと) 響き合っては満ち溢る生の、もしくは死の匂いたち

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