恋子

恋を乗せ闇夜に夢の宅配便朝のもどかしゆう菅の花

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恋子

にっこりと珈琲を匂わせおはようと昨夜の君の残り香妖し

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たかぴ

この店は自動延長だから最後の夜でもあけないシャンパン

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たかぴ

君が立つとは知らず飲みしあの夜タバコ三本で替わる灰皿

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たかぴ

ライオンの武勇伝を聞かぬふりし吐いた煙は夜にたなびく

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恋子

ときめきはひと夜の恋の同窓会思い出燃やし上手に消して

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恋子

梅雨寒に人肌恋し片枕せめてひと夜の迷子を抱いて

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破 調

傷つけて 傷つけられて すれ違う ココロとカラダ 静哭の夜

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よにはにかみ

紙煙草吹き付け合う仲二人だけ月夜と共に別れけるかな

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花農家

価値観や豊かさそれぞれ違うけど詠みつ読まれつ夜はふけていく

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