澄水

真夜中の南中してる満月と向かい合ってる見つめ合ってる

0
恋子

春の夜おらんで猫の恋情話文句あるかと誇る傷跡

0
春るか

赤色を祭る響きを指先で 夜の狐は鳥居に座る

0
パパ猫

夜がなくシトシトシトと泣いている涙の理由を教えておくれ

0
パパ猫

夜が泣くシトシトさシトと泣いている涙の理由を教えておくれ

0
澄水

君早く元気になって欲しいから神仏にも祈る真夜中

0
澄水

雨の夜病める君ただ見守って早く元気な声が聴きたい

0
パパ猫

忘却に甘んじていた記憶たち出番は来るか色めき立つ夜

0
パパ猫

満ちてくる私の海のさざ波に耳を澄ませて答えを待つ夜

5
花農家

こんなにも 美しい月照る夜は 我が身恥ずかしく 布団に潜る

0