鈴木ベルキ

ローソンの看板にいる角刈りのこけしがベカベカ光るから夜

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チッチ

終電を目指して泳ぐ夜魚となる ホモ•サピエンスを何処かに脱ぎ捨て

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羹鱠

推しを送り 推しを思ひて 恋い焦がれ 森の夜長に 眺む月かな

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秋鵠空(さとあき)

蛾の焦がる 彼の焰の蛾 夜一夜と 火よ蛾の緒の火 逃る加護の蛾

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凪海

月の夜に見透かすような光から隠れるように君と歩いた

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河原崎 絆理

寝付けない 呆れ諦め キラキラの ラメで飾って やろう真夜中

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クルクルバニー

真夜中に 発作のために 咳き込んで ちょうどいいから 読む民数記

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古都 梨衣子

夜の海泣いてる星と嘲笑う月が居たけど明日は来るよ

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アゲハ

豆挽いて漏斗に移し湯を注ぐあっ夜明けだね新聞受けに

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クルクルバニー

時は過ぎ 悔い改めの 日は暮れぬ 夜が訪れ 決済の時

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