御影堂 歩

陽光を鏡のように跳ね返す君の心はいつだって凪

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えんとつカフェ

まだ子供と思われたくて心配の種ふたつみつ故郷で蒔く

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ひーろ

ふきだしに心を勝手に書きこまれ笑われているそういう気分

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多賀みなみ

ひび割れたiPhoneに慣れ過ぎていく 我の心もそうであったか?

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美富うをみ

重心がずっとずれてる状態のウェットティッシュむちゃくちゃに出す

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今紺しだ

高架線この先頭の車両から夕焼けの中心部に入る

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はとサブレ

さみしさにやられないよう心からいちばん遠い指から冷える

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光恵

ひとつだけ分かりあえたと思いたい夫の心臓バクバクいって

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丁香花 古

トイレットペーパーを買う時起こる人間的な心の動き

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白石 夜花

心臓に銀の弾丸撃ち込んで解き放ってよ永遠の罪から

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