恋子

ひとり鍋豆腐半丁こぶの湯に人肌恋し沁みる燗酒

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恋子

淡き恋ものを思えば愁い咲く野路の花など見向きもされず

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平見翠玉

恋の喜びから愛の厳しさ知る少女から大人になる

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平見翠玉

恋の喜びから愛の厳しさ知る少女から大人にするとなる

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恋子

賭け事が嫌いと言ってた君なのに配当求め恋の虜に

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恋子

こわごわと背伸びしてみたおさげ髪秋する恋は子供にできぬ

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恋子

ほしいまま独りよがりの恋をしてチャラポコ楽し老いの道楽

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恋子

夏の日をのど元過ぎて恋しがる人の気儘に人の我儘

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花農家

いわし雲 見上げてサンマ 恋しくて カツオのたたきで 晩酌準備

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恋子

秋の夜砂の落ちない砂時計あの恋だけがささやきはじめ

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