パパ猫

たっぷりと毎日水をもらえるものと ひたすら乾き雨待つものと

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めるへん

狂ったか動くも嫌な猛暑日の昼の日中に蝙蝠の飛ぶ

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うしめ

夏の夜のしじまの空にふんわりと十日夜の月おぼろに浮かぶ

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さくら大根

穴空きの日傘我が身に重なりて捨てきれぬ夏超えてみようか

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サルトビ

先輩の 妻の記憶が 消えて行く 明日は我が身と 思い巡らす

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パパ猫

猛暑日の人もまばらな商店街「氷」の旗が所在なく揺れ

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すあまラテ

忙しくいっぱいいっぱいで生きた今日 明日からまた優しくあろう

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難しく考え過ぎていただけと朝日が登る田を見て思う

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さくら大根

覗きみる穴空き日傘まじまじともうひとふんばり夏の空かな

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Hama

いつの日か 夜のない朝 迎え来る 重荷をすべて 解き放たれて

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