天頭松莉

煮詰まれば風さざなみのシガレット 色のない日々に灰色の恋

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恋子

なにげなく過ぎてく日々にいだかれて壊れるものがあるという謎

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澄水

靴下を脱げば素足で一日がやっと終わってほっとしている

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パパ猫

起き抜けのドリップコーヒー温かく新しい朝今日がはじまる

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パパ猫

収集日ゴミを置いたら私まで袋の中で体育座り

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平見翠玉

平日も土日曜日も同じく二十四時間時は過ぎていく

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パパ猫

晩ごはん今日は作るか弁当か子どもチラ見し暫しの葛藤

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しろ

水切りの小石のように跳ねていく日陰をつないで帽子なき午後

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しろ

紫外線とお団子の崩れ秤にかけて日陰を渡れど耳のひりつき

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光る君

時が過ぎ 君への想い遠のけど 過るバラの香 在り日し思う

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