恋子

去年の秋埋めた恋の亡き骸の浜辺の春の美しすぎて

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恋子

恋の字をなぞって悩んで泣いてみて何がこんなになぞなぞの春

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光る君

春田んぼ 畦に顔出す土筆んぼ 踏まぬようにと そっと跳び越え

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恋子

雀の子無邪気に遊ぶ春の土歩めば飛べと母という親

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光る君

春光に妻の行動 活発化 今日もお供で花屋の梯子

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拓人

もう春です 指折かぞえ 暖かく 希望の天地を 堂々と

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恋子

朝風呂に春眠よりは春を浴び人恋しさの磨きに熱が

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恋子

ときめけば恋は夏だと春霞花散る冷えより祭りの浴衣

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ライラック

雪解けて歩道歩く足取りも軽々として春が近づく

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恋子

遅咲きと言われた恋も五十路過ぎ知らぬ怖さを嘲笑う春

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