満月しじま

さびしくはないか、桜よ 静寂に包まれている二回目の春

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満月しじま

願わくばスピーカーより聞こえくる声に吾の名を呼ばれたき春

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満月しじま

便箋のひとつで終わる恋ありて春はしずかな湿りを孕む

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満月しじま

なにもかも春は輪郭やわらかく雨さえ愛のように思えて

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猫舌山田

髪の毛をいくら塗れども戻ってこぬ青春

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満月しじま

春風に桜に雲雀おぼろ月 吾だけを雪に置き去りにして

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恋子

青春の男の子のごとき草いきれ爽やかからの恋の象徴

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恋子

恋芽生え高2の夏の青春記火傷も秋の紅葉のごとく

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パパ猫

雨あがり蒼く澄みゆく空見れば春のようなる薄雲淡く

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サルトビ

我こそと 生涯青春 謳ったが やはり気力は 弱りけるかな

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